プラセンタのアトピー性皮膚炎への効果
美肌やアンチエイジング目的でプラセンタサプリを利用される方が多いと思いますが、プラセンタはアレルギー疾患のひとつ「アトピー性皮膚炎」を改善する効果を持つ事でも知られています。ここでは、プラセンタがアトピーにどのようにアプローチするのか、口コミ・体験談を交えてまとめたいと思います。
アトピーとは?
アトピーの治療
アトピーと一言で言っても、慢性的な症状のものから、体調・季節によって症状が現われる場合など、そのレベルは人それぞれ。約10人に1人の人が悩まされているアレルギー性皮膚炎です。
「乾燥しやすい肌質」と「アレルギー体質」を併せ持つ場合がほとんどで、激しい痒みを伴う皮膚の炎症が主な症状です。症状に合わせて塗り薬(ステロイド・保湿剤)や飲み薬(ステロイド・抗アレルギー薬)による治療が一般的。
肌の潤いを保持するセラミドが不足する傾向が高いため、保湿剤で保湿しつつ、過剰に働いてしまう免疫機能を抑えるためにステロイド(副腎皮質ホルモン)を使用するのですが、このステロイドが曲者なのです。
ステロイドの長期使用
アトピーでなくとも、ちょっとした湿疹で皮膚科を受診するとステロイド剤である「ネリゾナ軟膏」などが処方されることはよくあります。
イレギュラーな皮膚の異常を治療するためには、スポット的にステロイドを使用するのは大変効果的なのですが、問題は長期間に渡ってステロイドを投与し続ける事なのです。
前記のとおり、ステロイドの免疫機能を抑える働きのためにアトピーの症状は良くなりますが、同時に必要な免疫機能まで抑制されてしまうため、風邪・インフルエンザにかかりやすくなったり、慢性的に疲れが取れなくなったりと、身体が持つ抵抗力が落ちてしまいます。
また必要な免疫機能が失われた結果、「害」が侵入しやすくなるため、身体が「もっと免疫を強くしなければ!」と認識して、より強い免疫機能(IgE抗体の産出)で対抗しようとします。
こうなってしまうと、繰り返すアトピー湿疹を抑えるためは、更に高濃度のステロイドが必要になってしまい悪循環にはまってしまうのです。
このアトピー・ステロイドの悪循環から抜け出せる新しいアトピー治療法として、プラセンタは今注目されています。
即効性は?効果が現われるのはいつ?
プラセンタサプリを飲むと、早い人で翌日には肌の赤みや腫れが引き始めるそうですが、個人差があるので2~3カ月程は様子を見た方が良さそうです。
プラセンタは「乾燥しやすい肌質」と「アレルギー体質」の両方にアプローチするため、アトピーのかゆみを抑えるだけでなく色素沈着など肌質改善にも効果が期待できます。
プラセンタ使用後は、患部の皮膚が細かく剥がれ落ちるようになり、徐々に健康な皮膚に入れ替わっていきます。
アトピーの治療としてプラセンタ注射を行っている病院も多数ありますので、費用や手間などサプリメントと比較した上で選ばれると良いのではないでしょうか。
完治できる?
ステロイドを長期間使用している場合は、プラセンタサプリを飲んで効果が現われても、すぐにステロイドを止めて完全に切り替えるということは実際難しいようです。
ただ、プラセンタでアトピーが改善するにつれ、ステロイドの使用量を徐々に減らしていくことは可能であるため、ステロイドの悪循環から抜け出すための十分な足がかりになります。
アトピーはその激しい痒みだけでなく、その肌の見た目にも悩まされる疾患です。プラセンタ・ステロイド・抗アレルギー薬を上手に使いながら、健康な肌を手に入れましょう。
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