プラセンタの副作用で湿疹?
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最終更新日:2013/12/10
プラセンタ副作用の疑問 アレルギー, 副作用
プラセンタサプリメントには、アレルギー症状を改善する効果もありますが、その逆パターンとして「湿疹」や「アレルギー症状」が出る場合について。
どんな湿疹がでる?
湿疹の症状
私自身はプラセンタサプリを飲む事で湿疹が出たことは無いのですが、極まれに次のような症状が出る方がいらっしゃるようです。一言で湿疹と言えど、その出方は人それぞれ異なります。湿疹の症状が出る場合、プラセンタ注射の場合は4~5時間後に、サプリメントの場合は夜に飲んでその翌朝に現われる事が多いようです。
- 顔、首、手足、身体などのいずれか。または全身。
- 赤いブツブツまたは斑点、痒みが無い場合も。
副作用として湿疹が出る頻度
プラセンタサプリメントで湿疹が引き起こされる事が無いわけではありませんが、サプリで問題無かった方がプラセンタ注射(ヒトプラセンタ)で湿疹が出る事もあるようですので、傾向としてはプラセンタ注射の方が湿疹を引き起こす可能性が高いのかもしれません。
プラセンタ注射で使用される「ラエンネック」の製造元、株式会社日本生物製剤が発表している臨床試験結果では、湿疹(過敏症)が出たのは273例中1例(0.37%)。また「メルスモン」のメルスモン製薬株式会社のデータでも0.1%から5%未満となっています。
一方、薬剤(ヒトプラセンタ)ではない各プラセンタサプリメント(豚・馬など)は、あくまでも食品であるため上記のような副作用の頻度についてはデータがありません。この点については賛否両論あるかと思いますが、ビタミン類などプラセンタに限らず殆どの健康食品・サプリメントについても、身体に合わない場合や過剰摂取による副作用の表示・説明はなされていません。
プラセンタで湿疹が出る原因
プラセンタを注射したりサプリメントで摂取し、湿疹が出る原因としては「異常蛋白アレルギー」が考えられます。
そもそも原因が何であれ湿疹が出る原因は、原因物質の持つたんぱく質に対して私達の身体が反応し、有害と判断した場合に専用の抗体を生成する事にあります。
人間が健康に生きていくためには欠かせない防御機能ですが、どの種類のたんぱく質がどんな量になれば「有害」と判断するかは人それぞれ。花粉症やアトピーが解りやすい例ですが、害が及ばないほど微量の場合や本来人体に害が無い場合でも敏感に反応・防御しようとする結果、鼻水・湿疹・痒みなどの症状が現れるという訳です。
より掘り下げると、・・・
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されてから小腸で吸収されます。ただし分解されにくいたんぱく質があったり、腸内環境が良くないと分解がスムーズに行われないので、その場合はそのまま吸収されてしまいます。
体質であったり、その時の体調によりますが、プラセンタに含まれるたんぱく質に対して、身体が「有害」というジャッジを下した結果、湿疹という症状が現れるのです。
もし湿疹がでたら?
副作用があると言う事は、裏を返せば「プラセンタが身体に効いている」とも言えますが、不快な症状が出るのは辛いことです。
健康食品・サプリメント・医薬品・化粧品などには、「好転反応」という言葉が使われることがあります。状態が良くなるまでの過程で一時的に症状が悪化する場合を指しますが、「今まで溜まっていた悪い物が出ている」というアレです。
確かに、それに該当する場合もあるのでしょうが、一般人がそれを見極めるのは難しいもの。湿疹の度合いにもよるとは思いますが、自己判断で「好転反応だから」と使用し続けるのは危険です。
もしプラセンタサプリメントを飲んで湿疹が現われた場合は、とりあえず飲むのを中止し様子を見てください。数日経っても治まらない場合や湿疹がひどい場合は、皮膚科を受診されることがベストです。
まとめ
普段は大丈夫な食べ物でも体調によってはお腹を壊したりすることがあるように、大袈裟に言ってしまうと万人に対して無害なものは空気くらいです。
なので基本アグレッシブに、でも過信し過ぎず、自分の身体と相談しながら、上手に活用していきたいものです。とにかく「合わない!」と思ったら潔く他を当たりましょう。
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